そいつとの出会いは何年前だろ?
10年近くになるだろうか・・・
そいつは、日光湯川の流れにそっと寄り添っていた。
ガハハ
いや、そんなんじゃ無くて流れにもまれて居たんだよ。
沈んだ倒木にへばり付いていた。
コケが生えて真っ黒で、自然に帰る寸前だった。
いつ、誰の頭から離れて流れたんだろ??
Orvisのパッカーハット
ドロドロで、真っ黒な、その汚い帽子を持ち帰って洗ってみた。
黒い部分はコケなのか?カビなのか??落ちなかった。
カビキラーでシュッシュ・・・、と、やると、元の生地の色が現れた。
皮の部分は色落ちしちゃったけどね。ガハハ
汚れが落ちるとわりと新しい帽子であることが分かった。
落とした人はガッカリしたろうね。
そいつに代わって、ずっと愛用してきたよ。
NZや太平洋の島にも一緒に行ったし、沖縄の島々や、北海道の川にも一緒に分け入った。
当然近所の釣りにも一緒だった。
この前、釣りに行った際、ビン革が縮んでカリカリになっていたんで、引っ張った。
ビリビリビリビリビ・・・・・・・
破れちゃった。トホホ
帽子は、他にもある。
ハットが多い。キャンバス地やフェルトで出来たハット。
どれも気に入っているけど、このボロいOrvisの帽子は、お気に入りだった。
あまりに汚いので捨ててもいいけど・・・
もう少し、取って置こう!ガハハ